初心者におすすめ ”英会話スクールの使い方”
■スクールの種類と特徴
英会話スクールと言っても、大手から個人経営までピンからキリまであり、一概に何処が良いかは言えません。詳細は、「経営学・経済学の視点で英会話スクールを視る」を参照してください。
ここでは、スクールが扱うレッスン形態に着目して、初心者におすすめする、スクールの使い方を探っていきます。
■英会話 初心者のレッスン形態 ～続けられるのはどれ？
英会話スクールのレッスン形態には、マンツーマンとグループレッスンがあります。また教える講師に外国人（ネイティブ講師）と日本人があり、それらの組み合わせによるバリエーションが出てきます。これらのバリエーション事に、「挫折しない４原則」との関係を見て行くことにしましょう。
何度もしつこいですが、英会話 初心者の「挫折しない４原則」は次の通りです。
No0：講師との信頼関係
No1：学ぶ場の落着いた空間と雰囲気
No2：上達や効果を実感できる機会
No3：リーズナブルな費用
■マンツーマン vs グループレッスン
グループレッスンは、レッスン費用が「割り勘」となるで、一見マンツーマンより圧倒的に安い気がします。しかし、英会話レッスンの上達は、基本的に「会話時間」に比例し、グループレッスンでは学習効率も下がるので、トータルコストでは大差はありません。
例えば、４５分のレッスンでは、マンツーマン（プライベートレレッスン）ならば、丸４５分が自分の上達のための時間です。しかし、例えば４名のグループレッスンでは、４５÷４＝１１分が自分の時間となります。つまり同じ上達のためには、マンツーマンに比べて、数倍の回数、または期間が必要になります。
グループレッスンは、同じ目的を持つ仲間と一緒に学べる良さは確かにありますが、一人の講師が同時に気に掛けられる生徒数には限りがあり、4原則で最も重要な No0：講師との信頼関係 において、マンツーマンが有利になります。
※世の中には、グループレッスンでありながら、ＩＣレコーダーを活用して、あたかもマンツーマンのような効果を生むメソドロジーも存在しますが、一般的ではないため詳細は割愛します。
■外国人講師 vs 日本人講師
英会話 初心者にとって、4原則で最も重要な No0：講師との信頼関係 の面では日本人講師が圧倒的に有利です。
もちろん外国人講師でも、完全に日本語が出来るバイリンガルならば問題ありません。
■講師は、毎回変わらないほうが良い？
英会話 初心者にとって、4原則で最も重要な No0：講師との信頼関係 の面では講師が指名でき、いつも固定の講師から学べる方が有利です。
「カルテ」等と称して、生徒の状況を記録し、講師間で共用することも一定の効果はありますが、固定の講師から学べる事には及びません。
■まとめ
英会話 初心者が「続けられる」には、毎回同じ日本人講師（または完全バイリンガルの外国人講師）からマンツーマンレッスンがおすすめ。
英会話スクールを選ぶに当たっては、こういう学び方ができる事を確認する必要がある。
